2012年4月26日木曜日

実写版:「スラムダンク」

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レコードチャイナ 配信日時:2012年1月24日 13時7分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=58172&type=0

芸術大生らによる実写版「スラムダンク」が大人気、忠実な再現ぶりが話題に

 2012年1月23日、日本の人気バスケットボール漫画「SLAM DUNK」(スラムダンク)を忠実に実写化した台湾の芸術大学生らによる作品が動画投稿サイトに発表され、注目を集めている。
 華夏経緯網が伝えた。

 1990年の連載開始から、No.1バスケ漫画の地位に君臨し続ける傑作「SLAM DUNK」。
 日本のみならず世界中に多くのファンを持ち、いまだに根強い人気を誇る。
 これまでにも日本、韓国、中国本土、台湾など多くの地域でファン自作の再現動画が発表されてきたが、今話題の台湾芸術大学テレビ放送学部の学生らによる実写版の再現動画は「クオリティの高さで断トツ」と称賛され、4日間で60万ものアクセスを記録した。

 確かにその忠実ぶりは素晴らしい。
 主人公の桜木花道(さくらぎ・はなみち)役に髪を赤く染めたガタイのよい男子。
 顔は少し気が弱そうな印象も受けるが、シュート姿も見事に決まっており、練習のほどがうかがえる。
 ヒロイン・赤木晴子(あかぎ・はるこ)役の清楚で可愛らしい感じの女の子も、懸命に飛んだり跳ねたりニッコリ笑ったり。

 彼らの意気込みが感じられるのが、空を飛ぶカモメまで再現しようとしていることだ。
 さすがに生きたカモメを飛ばすことは不可能だったのか、手作りカモメを一瞬だけパタパタと登場させている。
 最後に桜木が学ランをひっかけて仁王立ちしているシーンでは、学ランが手に入らなかったらしく、黒いジャケットで代用した。

よほどの手間と労力が費やされたであろうこの作品。
彼らはかなりの「SLAM DUNK」好きに違いない。


 「台湾版 実写版スラムダンク」というタイトルで検索してみたら出てきたのがニコニコ動画。
 これだろうか。




 調べてみたらこの記事のソースはロケットニュースだったようである。
 そこにはちゃんとyoutubeが載っている。
 そしてそれはやはり、ニコニコ動画に載っていたものである。


ロケットニュース24 2012年1月20日
http://rocketnews24.com/2012/01/20/174468/

当時の興奮をもう一度! 台湾の学生が作った実写版「スラムダンク」の再現度がハンパない

 1990年から連載が始まり、日本にバスケットボールブームを生み出したバスケ漫画の金字塔『SLAM DUNK』(スラムダンク)。
 この作品は日本にとどまらず、世界規模で非常に高い人気を誇っており、今もなお多くの人から愛され続けている。

 そして今回、再現度がハンパない実写版『SLAM DUNK』がYouTubeで公開され、話題になっている。
 これは国立台湾芸術大学・放送テレビ学部の2010年期生が作ったもので、そこにはアニメ『SLAM DUNK』の世界がそのまんま再現されている!

 動画冒頭には、昔テレビで見ていたあの懐かしいオープニングシーンが映し出され、この時点でかなり胸踊ってしまう。
 そしてその甘いマスクで女子たちを虜(とりこ)にした流川楓、みんなのヒロイン・赤木晴子、そして誰よりも熱くまっすぐな主人公・桜木花道が登場し、興奮はマックスに!

 何がここまで興奮させるかと言えば、そのはちゃめちゃに高い再現度である。
 ユニフォーム、シーンの背景、そして登場人物の雰囲気、すべてが原作に忠実に再現されており、見ていると製作者たちの『SLAM DUNK』に対する愛がひしひしと伝わってくる。

 スラムダンクを実写化した動画は、今まで多数アップされているが、ここまで完成度の高い作品は見たことがない。
 それほど素晴らしい出来なので、ぜひみなさんにも見て頂きたい。
 きっと見ていると、当時のあの興奮が今一度よみがえってくることであろう。





 さて、今度は台湾でなく中国から。


ロケットニュース24 2012年2月29日
http://rocketnews24.com/2012/02/29/188012/

鳥肌が立つほどパーフェクト!
完全版実写スラムダンクがついにキター!!  




 『スラムダンク』は1990年~1996年に週刊少年ジャンプで連載されていたバスケ漫画だ。
 日本だけでなく世界中のファンの胸を熱くさせてきた。

 連載が終了して今年で16年。
 その間多くのファンが何度も実写版にチャレンジしてきたのだが、ついにここに完成を見た。
 似ている似ていないなんて議論は無駄! 
 彼は漫画のキャラそのものなのである。
 思わず
 「……16年間も待たせやがって……」
とつぶやきたくなるレベルなのだ。

 鳥肌が立つほどパーフェクトなスラムダンクの実写版キャラが投稿されたのは中国の画像掲示板tt.mopだ。
 主人公の桜木花道、ライバルの流川楓、ヒロインの赤木晴子から「お!」と思うライバル高校の選手まで、総勢18キャラを再現。






 似ているとか似ていないとかそういう問題ではない。
 彼らを表現する言葉を誰が持つだろう。
 服装から顔から完ッ全に漫画そのものなのである。
 これならドラマだっていける! 
 映画だっていける! 
 ミュージカルだってできるじゃないか!

 なお、キャラクターを演じているのは中国のコスプレイヤーの皆さんだ。
 桜木花道と神宗一郎、及び流川楓と小田竜政は同一人物による。
 コスプレイヤーの表情、演技力にも脱帽である。

 実写版スラムダンクはここに極められた。
 もう彼らを超えることはできないのではないかと思われる。
 こうなったら次は動くキャラクターが見てみたい。
 彼らをキャストに映画化を激しく希望だ!

参照元: tt.mop.com、 flysnow.tuita.com(中国語)


▼もちろんあの名シーンも再現されていたぞ!







サーチナニュース 2012/03/26(月) 11:22
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0326&f=national_0326_032.shtml



【上海ブログ】『スラムダンク』中国語字幕の“痛い”誤訳について

  ジェレミー・リン(林書豪)選手のNBAにおける活躍から、中国でのバスケットボール人気、井上雄彦氏『SLAM DUNK』(スラムダンク)の話題まで広がり、「スラムダンク」を中国の動画サイトで改めて視聴する。

  まず驚いたのは、中国語吹き替え版が完備されていること。
 デフォルトの検索結果で表示されるものは、まず中国語吹き替え版になっている。
 吹き替え版の制作には手間暇がかかるはずだ。
 それらを上回るニーズがある、あったのだろう。

  ただし、最近の中国では、
 韓流ドラマの急速普及と、その吹き替え版の評判の悪さ
が広がり、吹き替え版そのものが敬遠されつつはある。

  吹き替え版では興をそぐので、検索窓にわざわざ「日文」を追加して、and検索。
 ここまでしなければ日本語の原版が検索されないところにも、「スラムダンク」の中国における人気と浸透度合いを見て取れる。
 ちなみに、「スラムダンク」の中国語は「灌籃高手」だ。

  百度の検索結果から飛ぶ先で、最近株式上場し、最近合併が話題になった動画サイト土豆(Tudou)のページの場合、ほとんどの動画が削除されていた。
 株式上場は中国企業でさえもコンプライアンスを徹底される景気になり得ると再確認。

  視聴していくと、考えさせられる字幕を発見した。
 インターハイ県予選、決勝リーグの最終戦、湘北対陵南戦。
 前半、湘北の主人公・桜木花道のディフェンスの甘さを突かれ、陵南の福田がポイントを積み重ねていくという場面がある。
 プライドの高い花道が大きな屈辱を感じる。
 花道のチームメイトで犬猿の仲の流川楓と、以下のようなやり取りがある。
 (※正確性については保証いたしません)。

流川::「お前は笊(ザル)なんだよ」
花道::「何!」
流川::「奴らに、そう思われている」
花道::「!(相手チームを睨み、怒り心頭)」

  この部分の字幕、流川の最初のセリフが、日本語訳すれば
 「お前は猿なんだよ」
となってしまっていた。
 この間違えがどうして発生したのか、まあ、トレースするのに難しくない。
 ただでさえ、「スラムダンク」にはゴリ、ボスザル、野猿などのあだ名で呼ばれる登場人物がおり、花道自身、赤毛猿と呼ばれることがある。
 だから生じたミス、ということでもあるとは思うが、それを意識して、上記の笊を猿に置き換えて、もう一度読んでみると。

  流川のこのセリフ、字幕だけを見る限り、何のことかわからなくなってしまう。
 この場面で、流川はなぜわざわざもう一度花道を「猿」と罵倒するのか、なぜ改めて花道は怒り心頭となるのか。
 字幕を頼りにしている中国人視聴者は、非常に高度な読解・推理センスが求められることになる。

  日本語の笊には解説するまでもなく、笊法などの用法があり、この場合、花道のディフェンスの弱さを示している。
 中国語には笊に関連して、そうした用法がないのか、少し調べてみたが、ないようだ(あるようでしたら、すみません)。

  私が見た版が特殊だったかもしれないが、総じて、字幕のレベルが低かった。
 スラムダンクが90年代の作品であって、まだ字幕スキルが途上の段階だったためだろうか。
 日本アニメの中国語字幕がどのように精度を向上させていくのか、というのも大変興味深い研究対象となりそうだ。

 (編集担当:有田直矢 サーチナ総合研究所(上海サーチナ) 
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 【しょうしょう、お時間を】 



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